ディジタルメディア学科では、
「映像や音声などの情報の新しい活かし方」を学びます
豊かな表現のための基盤技術を研究する
映像、アニメーション、音楽、音響、画像の表現を豊かにしているのはコンピュータです。それら基本メディアを生成、加工、変換する基盤技術である、CG(コンピュータグラフィックス)、ディジタル信号処理、シミュレーション技術、数学や物理に基づくモデル化の技術を幅広く学べます。
光の内部散乱反射を表現したCG
プログラムによる声優の話し方の分析
ビッグデータ時代のデータサイエンスの基礎を学ぶ
地球の環境保全、海洋・農業などの探査、MRIやCT画像による医療診断、セキュリティからゲーム・バーチャルリアリティに至るまで、社会の様々な分野で画像や音声の認識・処理技術が役立っています。これらのデータが膨大に蓄積されるとビッグデータとなり、さらにディープラーニングと呼ばれるニューラルネットの最新技術と組み合わせることにより、科学的な新しい発見につながることが期待されています。そのような科学はデータサイエンスと呼ばれています。これらの基盤となる理論や、その技術を実習で学べます。
360°カメラによる周囲環境の計測
複数カメラを使った歩行者追跡システム
肺の腫瘍検出を目指す
ヘリカルCT画像の比較処理
新しいデータの活用方法、処理方法を研究する
奥行き情報が取得できるRGBDカメラや温度カメラ、スマートフォンにも搭載されている加速度センサやGPSなど新しいセンサやデバイスが簡単に利用できるようになってきています。さらに、スマートフォンやコンピュータのユーザーの利用履歴など、次々に新しい膨大なデータが利用できるようになってきています。これらを新しいメディアとして応用分野を生み出す研究に取り組んでいます。
スマートフォンを用いたスケーティングフォームの分析
電気味覚
注視点にピントが合うHMD向け実写画像生成
学生インタビュー
小池 優太郎 さん
ディジタルメディア学科
学びを深めてCG技術の発展に貢献したい
コンピュータやCGに興味があり、アニメ映画のような美しい作品を自分で作ってみたいと思って、本学科を志望しました。情報科学部では、実践的なITの知識を初歩から段階的に学べるカリキュラムが組まれていて、私自身も今では学術誌を読んで専門性の高い論文の内容を理解できるようになりました。また課外活動として、学内のコンピュータや情報基盤システムを学生たち自身が管理するチーム「CIS RAT」に参加し、授業で学んだ知識を実地に生かしています。今後は大容量の3DCGを高速に扱えるようにするためのアルゴリズムを研究し、低コスト化する方法を確立することで、最先端CG技術の普及に貢献できるようになることを目指しています。
ディジタルメディア学科 教員紹介
名誉教授
ウラジミール サブチェンコ 名誉教授
- 形状モデリング
- ジオメ卜リ処理
- コンピュータアニメーション
- 人工生命
西島 利尚 名誉教授
- 符号理論
- 情報理論
若原 徹 名誉教授
- 文字・画像認識
- パターン認識
雪田 修一 名誉教授
情報システム分野
- 幾何学的・抽象的数学的概念の可視化