教員紹介

小池 崇文 教授

小池( KOIKE) 崇文( Takafumi) 教授

博士 (情報理工学)

メディア科学分野 実世界指向メディア研究室

主な研究領域

  • 実世界指向メディア
  • 三次元映像技術
  • コンピュータグラフィックス
  • 拡張現実感

[YouTube]小池研究室紹介動画

研究室の学び

私の研究室では、“実世界指向メディア”というキーワードで研究に取り組んでいます。コンピュータ・グラフィックスや画像認識、拡張現実といった情報技術を駆使して、未来の映像メディア技術を研究しています。ソフトウェアだけでなく、映像の表示や撮影するための3 次元ディスプレイやカメラの研究もしており、ソフトウェアからハードウェア、コンテンツまで、映像メディアに関する幅広い研究を行っています。

社会との接点

今から30 年前は、携帯ゲーム機は影も形もなく、電話も有線が当たり前の時代でした。パソコンも性能が低く、1枚のCG を作るのにも何日もかかる時代でした。でも、今では全ての機能が手のひらにのって、当時のスーパーコンピュータでも出来なかったことが実現しています。コンピュータは、15 年で約1000 倍の計算速度になるという法則があります。30 年経てば100 万倍の計算速度です。皆さんは、今から30 年後は、どんなメディアが世の中にあるのか想像出来ますか? 今より100 万倍の計算能力を贅沢に使ったメディアが確実に実現します。メディアと聞くと,テレビや新聞、USB メモリなどが頭に浮かびますが、人と人をつなげるコミュニケーション技術であり様々な部分が進化します。

当研究室では、情報科学だけでなく、様々な科学・技術を駆使して、未来のメディアを研究しています。要素技術だけでなく、実際に動くプロトタイプを作ることで、未来の世界をいち早く体験して貰いたいと思っています。研究を通して、より豊かな世の中を実現し、社会に貢献することを目標としています。

研究室Web サイト(http://tk-lab.org)

主な卒業研究テーマ

  • BSSRDF の推定やその効率的なレンダリング手法
  • 物理シミュレーションを用いたコンピュータ・グラフィックス
  • ライトフィールドの入出力とその処理方法
  • 裸眼3D ディスプレイを用いたインタラクションシステム
  • 実空間の3D メッシュモデル構築に基づくビデオシースルー型HMD 用AR
  • 電気刺激を用いた酸味・塩味の再現によるスープの味覚変化
  • 視覚情報と咀嚼音の重畳を用いたクロスモーダル効果による食感変化

研究室をもっと知る

HOSEI ONLINE「教員・研究紹介」コーナー「電気で味をコントロール?コンピューターによる味覚の伝達に向けて」へ(2018年1月11日掲載記事)

法政大学入試情報サイト「法政大学を知る」コーナー「実世界と仮想世界、そして人を繋げる”リアリティ”を創る」(2019年6月27日掲載記事)

法政大学HP「ゼミ・研究室紹介」コーナー「人工的にリアリティーを再現『現実を錯覚』させる未来のメディア技術を探究」(2019年7月23日掲載記事)

研究室紹介動画「究極のリアリティを目指す」(2021年度掲載)