情報科学の専門分野教育をより体系化し、科目履修の積み上げによって専門的知識を効率よく学ぶことを目的として、情報科学部ではコース制を採用しています。2次になる前に3つのコースの中から自分の進みたいコースを選択します。入学時の学科に関わらず、いずれのコースも選択できるのが特徴です。
コンピュータ基礎コース
Computer Fundamentals
コンピュータや情報処理の基礎および基盤技術をハードウェアとソフトウェアの両面から深く学ぶためのコースです。
このコースで習得できる技術と目指す人物像
- 「より速く」「より正確に」「より安全に」「より便利に」コンピュータを利用できるようにするための技術を習得
- 技術の潮流が変わっても柔軟に新しい技術に対応できる「基盤を知る技術者」を目指す
こんなことが学べます!

より速く
- コンピュータアーキテクチャ
- 並列分散処理/GPGPU

より正確に
- ソフトウェア工学
プログラムが意図した通りに
動くことを保証

より安全に
- OSなどの基盤ソフトウェア
- セキュリティ

より便利に
- 言語処理系
用途に応じた使いやすいプログラミング言語 - ネットワーク
管理が容易なネットワーク
情報システムコース
Information Systems
コンピュータと人を結ぶ情報システムの科学について、深く学ぶためのコースです。
このコースで習得できる技術と目指す人物像
- 人の行動やコンピュータの知能の探求にとどまらず、それらをシステムへ統合する技術を習得
- 情報システム開発の先端に立つべき人材を目指す
こんなことが学べます!

人の行動
- ヒューマンコンピュータインタラクション

コンピュータの知能
- 人工知能(AI)

人やコンピュータをつなぐ
- インターネット/ウェブ

基盤技術
- オブジェクト指向プログラミング
- データベース/情報検索

発展技術
- ユビキタスコンピューティング
メディア科学コース
Media Science
情報やデータの解釈や、画像・音声などのメディアデータの解析とその表現について、科学的側面を深く学ぶためのコースです。
このコースで習得できる技術と目指す人物像
- コンピュータを使って自然を理解し、処理する技術を習得
- 数学や物理を使えるコンピュータ技術者を目指す
こんなことが学べます!

メディアを扱うための基礎
- 統計学2/微積分法の応用/力学の応用

音や映像
- コンピュータグラフィックス/画像処理/音声信号処理

データの取扱い
- ディジタル信号処理/プログラミング(MATLAB)