法政大学情報科学部2022年度入学試験合格者の皆様へ

合格おめでとうございます。

2年間に渡り、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、皆さんの高校生活も、大学受験も大きな影響を受け、それぞれに苦労されてきたことと思います。そんな状況の中、着実に実力をつけ、合格に至ったことについて、誇りに思ってください。おめでとう、そして、法政大学情報科学部を選んでもらい、ありがとうございます。

大学の教育も、この2年間で大きく変わりました。感染状況などにより、年間を通して対面授業だけで授業を行うことは難しく、多くの授業はハイフレックスと呼ばれる対面とオンラインを併用した形で行っています。それでも、対面で授業を受けたい、対面で友だちと共に学びたいという学生の声に合わせ、最大限の努力で対面授業の機会を作ってきました。

皆さんの選んだ学部は、「情報科学部」です。オンライン活動に必要なコンピュータとネットワークを教育・研究し、社会に広めていく役割を担う学部です。ハイフレックス型の授業であっても、その領域を専門とする教員が授業方法を検討して、教育の質を落とさず、スムーズで安全な授業を可能にしてきたと思っています。情報科学部の授業は、オンラインであったとしても、「リアルタイム双方向」が基本です。教室に来ているのと同じように、教員の生の声を伝え、学生からの質問を受けながら授業は進みます。対面で参加してもらえるのであれば、授業の後に教室に残って、気兼ねのない議論を重ねることもできます。皆さんは、入学後に、このような教育・研究環境を利用して、教育を受けます。ワクワクしてきませんか。

藤田 悟 教授

藤田( FUJITA) ( Satoru) 教授
法政大学情報科学部長

情報科学部の教育体系を見てみましょう。1年生は、プログラミング入門やコンピュータの仕組み、情報科学のための数学の基礎科目から始まります。線形代数や離散数学など、情報科学を学ぶために必要な重要な基礎科目が並んでいます。2年生でコースに分かれ、3年生に至るまで、専門科目が徐々に増えていきます。音声や画像の分析、コンピュータグラフィックス、人工知能、ネットワーク、暗号など、興味に合わせて、科目を選んで履修していきます。そして、4年生は卒業研究です。未来の情報社会に向けて、新しい考え方を提案し、システムをデザインして、実証していきます。良い研究成果が得られた学生は、海外で開かれる国際会議で発表することもあります。4年後の自分の姿を想像してみてください。短い4年間ではありますが、自分を大きく変える4年間になるはずです。

情報科学部の教員を見てみましょう。大学教授って、どういう人達なのでしょう。共通することは、コンピュータが好きなことです。技術や新製品に敏感で、常に新しいものを見つけて、新しい考え方を生み出そうとしている集団です。情報技術の移り変わりは、非常に速く、昔のままの知識や考え方では対応できません。時代の流れをつかんで、チャレンジし続ける教員集団です。そんな教員達が、皆さんの教育に関わり、皆さんと一緒に研究を進めています。

GBC での学習1

GBC での学習1

GBC での学習2

GBC での学習2

情報科学部の学生支援の体制を見てみましょう。皆さんも、情報科学部の学部紹介資料やWebページで見たことがあると思いますが、ガラス箱オフィスアワーセンター(GBC)があります。学生が主体になって運営し、主に、下級生の学習・生活支援を行っています。教員もこれに加わり、授業内課題や予習復習の支援など、きめ細かな学習指導を行います。対面でも、オンラインでも、利用できることもポイントです。GBC以外にも、教員と学生全員が1対1のオンライン面談を行ったり、学生の保証人向けに、学部教育の方針をオンライン中継したり、様々な面で、皆さんの教育に関わるサポートを行います。

以上、いろいろとお話ししてきましたが、法政大学情報科学部について理解を深めることができましたでしょうか。私たちは、新しい学生を迎えることを楽しみにしています。是非、一緒に、未来の情報社会をデザインしていきましょう。

4月に、皆さんとお会いできることを楽しみにしております。

関連ページ