法政大学情報科学部2023年度入学試験合格者の皆様へ

合格おめでとうございます。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、皆さんの高校生活も、大学受験も大きな影響を受け、それぞれに苦労されてきたことと思います。そのような状況の中、着実に実力をつけ、合格に至ったことについて、誇りに思ってください。おめでとう、そして、法政大学情報科学部を選んでもらい、ありがとうございます。

文部科学省は、これからの社会を支えるために、理数系人材の育成強化という方針を打ち出しています。中でも、データ分析、人工知能領域をけん引する人材育成に重点が置かれています。情報科学部では、それに応えられる教育体系を用意し、皆さんをお待ちしています。

情報科学部の教育体系を詳しく見てみましょう。1年生は、プログラミング入門やコンピュータの仕組み、情報科学のための数学の基礎科目から始まります。線形代数や離散数学など、情報科学を学ぶために重要な基礎科目が並んでいます。コンピュータの初学者であっても、その基礎をしっかりと学ぶことができます。2年生でコースに分かれ、3年生に至るまで、専門科目が徐々に増えていきます。音声や画像の分析、コンピュータグラフィックス、人工知能、ネットワーク、暗号など、興味に合わせて、科目を選んで履修していきます。そして、4年生は卒業研究です。未来の情報社会に向けて、新しい考え方を提案し、システムをデザインして、実証していきます。良い研究成果が得られた学生は、海外で開かれる国際会議で発表することもあります。4年後の自分の姿を想像してみてください。短い4年間ではありますが、自分を大きく変える4年間になるはずです。

藤田 悟 教授

藤田( FUJITA) ( Satoru) 教授
法政大学情報科学部長

情報科学部の教員を見てみましょう。大学教授って、どういう人達なのでしょう。共通することは、コンピュータが好きなことです。技術や新製品に敏感で、常に新しいものを見つけて、新しい考え方を生み出そうとしている集団です。情報技術の移り変わりは、非常に速く、昔のままの知識や考え方では対応できません。時代の流れをつかんで、チャレンジし続ける教員集団です。そんな教員達が、皆さんの教育に関わり、皆さんと一緒に研究を進めています。

情報科学部の学生支援の体制を見てみましょう。皆さんも、情報科学部の学部紹介資料やWebページで見たことがあると思いますが、ガラス箱オフィスアワーセンター(GBC)があります。学生主体で運営し、主に、下級生の学習・生活支援を行っています。教員もこれに加わり、授業内課題や予習復習の支援など、きめ細かな学習指導を行います。GBC以外にも、教員と学生全員が1対1で面談したり、保証人の方向けに、学部教育の方針の説明会を開いたり、様々な面で、皆さんの教育に関わるサポートを行います。

GBC での学習1

GBC での学習1

GBC での学習2

GBC での学習2

皆さんの選んだ学部は、「情報科学部」です。コンピュータとネットワークを教育・研究し、社会に広めていく役割を担う学部です。新型コロナウイルス感染症下の3年間においても、その知識と工夫を凝らすことで、教育の質を落とさない授業を行ってきました。逆に、効率的なオンライン授業の進め方について経験を積んだことで、一部の授業では積極的にオンライン授業を採用して、効率の良い教育体制を築くことができたほどです。今後も感染状況の行方は未知数ですが、皆さんが安心して学修できる体制を提供できることに自信を持っています。

皆さんは、入学後に、このような教育・研究環境を利用して、教育を受けます。ワクワクしてきませんか。

以上、いろいろとお話ししてきましたが、法政大学情報科学部について理解を深めることができましたでしょうか。私たちは、新しい学生を迎えることを楽しみにしています。是非、一緒に、未来の情報社会をデザインしていきましょう。

4月に、皆さんとお会いできることを楽しみにしております。

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