教員紹介
馬 建華 教授
Doctor of Information Engineering
情報システム分野 ユビキタスコンピューティング研究室
主な研究領域
- ユビキタスコンピューティング
- コンピュータとセンサーネットワーク
- マルチメディア技術と応用
- スマートスペースとハイパーワールド
研究室の学び
学生は3 つの側面からユビキタス技術とアプリケーションの研究をします。1 つ目は利用者自身や周りの環境の情報取得に用いられるRFID やセンサ、スマートフォン、ロボットやウェアラブルデバイスなどのユビキタスコンピュータについて、2 つ目はユビキタスコンピュータやデバイス、これらをつなぐワイヤーなどからなるユビキタスネットワークについて、3 つ目は取得した情報の処理とユビキタスサービスを提供する知的アプリケーションについてです。
社会との接点
ユビキタス知能の大きな特徴のひとつは、ユーザによって集められた情報だけでなく、現実空間に散りばめられたセンシングデバイスから取得した情報を、人々の生活の質を向上させる知的アプリケーションに活用することです。したがってユビキタス技術は日常生活や社会と密接に関係します。例えば農場に配置されたセンサは天気や水などの情報を把握することで効率的な生産に、ウェアラブルデバイスは利用者の状態を把握することで老人介護や子供の世話などの社会サービスに貢献するでしょう。また、ユビキタス技術は大勢の人たちを生活環境の向上に貢献させます。実際、参加型センシング技術により地域の空気汚染状態や街の騒音レベルなどの環境情報の収集をスマートフォンにより誰にでも出来るようになっています。事故や災害、緊急事態の際には素早く情報を集めることで迅速に問題に対処する助けになるでしょう。さらに、ユビキタス技術は政府機関や病院、企業をより顧客の状況や要求に敏感にさせることでその人にパーソナライズされたサービスの提供を可能とするでしょう。馬研究室の学生はユビキタス技術の研究をするだけでなく、より良い生活や社会の実現のために技術をどのように応用すべきかを学びます。
主な卒業研究テーマ
- スマートモノ・物、モノのインターネット
- ライフログ分析による行動特徴抽出
- SNS からのユーザ情報抽出及び関係判定
- 個人モデリングと人のデジタルクローン技術
- ユーザの状況に合わせた観光支援システム
- ユーザ参加型センシングによる環境情報システム
- グループユーザの屋内外位置情報共有システム
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