教員紹介

花泉 弘 教授

花泉( HANAIZUMI) ( Hiroshi) 教授

工学博士

メディア科学分野 多次元画像処理研究室

主な研究領域

  • 画像処理・認識
  • リモー卜センシング
  • 画像計測

[YouTube]花泉研究室紹介動画

研究室の学び

私の研究室では、さまざまなセンサで観測された画像から有用な情報を取り出すことを研究テーマとしています。具体的には、リモートセンシングにおける衛星画像処理やマルチスライスCT 画像を用いる3 次元医用画像処理、車載カメラを用いる歩行者の飛び出し検知システムの開発などの研究や実験を行っています。画像を扱う技術者や研究者を社会に輩出しています。

社会との接点

当研究室で行っている衛星画像の処理においては、例えば、サンゴ礁が時間と共にどのように減少していくかなどを捉えることができ、海洋の環境変化を解析するのに役立っています。また、3 次元医用画像処理では、肺がんのスクリーニングシステムの構築を目指しており、将来肺がんの検診に用いられるかもしれません。さらに、車載カメラによる歩行者の飛び出し検知システムの開発研究では、レーダーを使うシステムよりも安価なため、研究が進めばより有用なシステムを実現することができます。このほか、顔画像による個人認証の研究や、全方位(360°)カメラによる効率的な環境計測によりウェブ上で建物の内部をインタラクティブに表示できるシステムの研究も行っており、セキュリティやサービスの分野で社会に大いに役立つと考えています。

主な卒業研究テーマ

  • 監視カメラ画像の鮮明化に関する研究
  • ビデオカメラ画像からのライセンスプレート検出手法
  • 全方位画像を用いた3次元周囲環境の認識手法
  • 大動脈瘤領域の高精度検出法
  • Kinect とカメラを用いた3 次元形状計測法
  • 動的背景差分法を用いた飛び出し検知システム
  • 胸部マルチスライスCT データにおける肺野内血管の認識開始面探索法
  • 顔画像を用いた個性的特徴の抽出とキャラクター構成への応用

研究室をもっと知る

法政大学ホームページ「ゼミ・研究室紹介」へ(2018年3月6日掲載記事)

法政大学×YOMIURI ONLINE「教員・研究紹介」へ(2014年5月1日掲載記事)

研究室紹介動画「多次元のデータから役に立つ情報を取り出す」(2021年度掲載)