情報科学研究科

情報科学部には、高度な知識や技術を修得するための大学院(修士課程と博士後期課程)が設けられています。大学院では学部で得た知識を基に、方法論や設計手段を自らが考え生み出す能力を身につけることに重点が置かれ、授業はゼミや研究形式が主体となっています。現在、先端技術をリードする企業の開発部門では70%以上の技術者が大学院卒と言われます。新しいサイバー社会の創造を目指す一員として大学院での高度教育と研究に多くの学生がチャレンジしています。情報科学研究科(大学院)では学部2学科の専門領域をさらに区分して4つの教育研究領域に尖鋭化します。問題解決のための手法を学ぶだけでなく、最先端の学術論文や各企業の開発・研究状況を調査したり、自身の研究テーマを定め、その研究計画、従来比較、設計、評価などに多くの時間を充てます。そのため大学院では全員に高性能コンピュータに加えて研究室と個人専用スペースが与えられています。

大学院の4つの教育研究領域

二川 潤 さん

有限会社インテグシステム 代表取締役社長
大学院博士後期課程修了博士(理学)

研究、起業など、やりたいことをどんどん追究できる。
そんな懐の深さがここにはあります。

2年生の時、同期の仲間と一緒に、演習室環境について改善提案をしたのが始まりでした。最終的に学部のすべてのシステムを一から再設計・構築し、現在でも後輩(管理チームRAT)が中心となり構築・運用、後輩の育成を行っています。そこで学び・経験したことを活かし、修士課程1年の時には会社を設立しました。現在は大学院での研究、会社経営、さらに技術系コミュニティやNPO法人での活動もしています。法政はやりたいことを好きなだけ追究できる環境や、後押ししてくれる環境があります。