小泉 悠馬氏が「サイエンス・インカレ奨励表彰」を受賞
本学学部生の小泉 悠馬氏がサイエンス・インカレにて「サイエンス・インカレ奨励表彰」を受賞
本学学部生の小泉 悠馬(こいずみ ゆうま)氏が、2月18日、19日に日本科学未来館で開催された第1回サイエンス・インカレにて発表した研究「発想伝達関数と物理パラメータを用いた擦弦楽器の合成音への表現力付与」が、「サイエンス・インカレ奨励表彰」を受賞しました。
本論文は、シンセサイザにおけるバイオリンの音に表現力を持たせるための、人間のイメージをモデル化する手法についての内容です。物理だけでは表わすことの出来ない人間のイメージのモデルを、演奏音声から推定しました。
サイエンス・インカレは、政府の成長戦略実行計画(改訂工程表)や第4期科学技術基本計画において、その創設がうたわれており、本年度から新たに実施されました。全国の自然科学分野を学ぶ学部生等に自主研究を発表し、競い合う場を提供することにより、学生の能力・研究意欲を高めるとともに、課題設定能力、課題探求能力、プレゼンテーション能力等を備えた創造性豊かな科学技術人材を育成することを目的としています。
受賞情報
- 受賞年月日
- 2012年2月19日
- 受賞論文タイトル
- 発想伝達関数と物理パラメータを用いた擦弦楽器の合成音への表現力付与
- 著者氏名
- 小泉 悠馬 (情報科学部ディジタルメディア学科4年・伊藤研究室)
- 会議名
- 第1回サイエンス・インカレ
小泉氏による受賞の感想
「コンピュータ音楽において、もっと自由な表現が出来ればいいのに!」と思い始めた研究が、このような形で評価され大変嬉しく思っています。しかし、発表した研究は、目標である、自由な表現が可能な合成手法のためにはまだ不十分な点があるので、今回頂いた賞を励みに頑張っていきます。
また、今回の賞は指導教官の伊藤教授をはじめとした研究に協力や助言をしてくださった皆様のおかげで受賞できたと思っており、ここに感謝の意を表します。
サイエンス・インカレは、全国から志の高い理系学生が集まり研究発表をする場です。発表をすることはもちろん、他の分野の学生の発表を聞くことも、非常に勉強になりました。今後も、このような機会があれば、ぜひ参加したいと考えています。
関連リンク
- サイエンス・インカレ
- 第1回サイエンス・インカレ表彰者の決定について:文部科学省