「情報」とは?
皆さんは「情報」という言葉から何を連想しますか? 「情報」は元々は軍事に関連する言葉ですが、今では “information” の訳語として広い意味を持ち、最近はAIやDXやデータサイエンスなど、コンピュータに関連する技術を連想する人も少なくないと思います。高校で情報の授業が必修になるなど、情報技術を知っていることが常識の時代になりました。また、皆さんの多くは、学校で習うより前に、毎日の生活の中で呼吸をするようにスマホを操作し、SNSを利用して友達と連絡したり、情報を発信したりと、現在の最先端の情報技術を使いこなしていることと思います。
「情報を学ぶ」とは
情報科学部はコンピュータ技術としての「情報」を学ぶ学部ですが、「情報を学ぶ」とはどういうことなのでしょうか。それは、情報を「使う人」から情報の新しい技術や価値を「創る人」になるということです。例えば、皆さんはスマホを使うことで、観たい動画や聴きたい音楽のイメージを生成AIアプリに伝えて、好みの動画や音楽を簡単に手に入れることができるようになりました。でも、その動画や音楽は一体どうやって作られているのでしょうか?
情報を学問として学ぶと、皆さんが普段使っているアプリやサービスの仕組みを理解するだけでなく、実際にアプリやサービスを創ることができるようになります。また、情報技術の最先端の仕組みの理解を通して、今まで誰も考えたことのない技術やサービスを創り出すセンスも身につけることができます。
情報科学部で何が学べるのか
法政大学の情報科学部は、「新しい概念づくり」を目標に2000年に創設された学部です。この学部では最近注目を集めているAIをはじめ、プログラミング言語、ハードウェア、ネットワーク、アルゴリズム、セキュリティ、VR/AR、画像、音声、さらに、今までのコンピュータとは全く異なる仕組みで動く量子コンピュータなど、非常に幅広い分野の最先端技術を学ぶことができます。また、学部で情報科学の技術を学んだ卒業生は、それぞれの専門分野で新しい技術や価値を創造する人材として第一線で活躍しています。
一緒に学びましょう!
高校の情報の授業でプログラムを書いて「面白いかも」と思った人や、スマホでアプリを使って「もっとすごいアプリを自分でも作ってみたい」と思った皆さんは、情報科学を学ぶ素養をもっています。そういう皆さんと一緒に学んで、これからの社会のイノベーションを創造することを楽しみにしています。