本研究科在学生の小池 優太郎さんが空間メディアコンファレンス2025でYoung Researcher Awardを受賞

本研究科修士課程に在学中小池 優太郎さんが、2025年7月に東京/機械振興会館で開催された空間メディアコンファレンス2025において、「Young Researcher Award」を受賞しました。

空間メディアコンファレンスは、映像情報メディア学会 立体メディア技術研究会が主催し、平面から空間へと発展するメディア技術をテーマに、空間センシング、3D映像、VR/AR/XR、ホログラフィ、質感表現、インタラクティブメディア など最先端の研究成果を共有する国内最大級の専門会議です。初回開催となる今年は 47件の口頭発表と多数のデモ展示が行われました。Young Researcher Award は、全発表の中から特に独創性・発展性に優れた若手研究者を表彰するものです。

小池 優太郎さんは、3D形状を表す特殊な点群の一種である3D Gaussian Splattingの「幾何学的量」の特性を上手に使うことでコンピュータ生成ホログラム(CGH)計算を高速化する手法を提案しました。従来の点光源法を用いたCGHに比べ、

  • 計算時間を2〜3倍に高速化
  • メモリ使用量を40%削減
を実現し、ホログラフィック表示のリアルタイム応用に道を拓いた点が高く評価されました。

受賞情報

受賞者
小池 優太郎(情報科学研究科 情報科学専攻 修士課程 2年)
学会名
空間メディアコンファレンス2025
開催日
2025年7月24日 – 25日
開催場所
東京/機械振興会館
受賞日
2025年8月5日
受賞名
Young Researcher Award
受賞論文名
3D Gaussian Splattingの幾何学的量を用いたCGH計算手法の検討
共著者