情報科学研究科概要

情報科学技術は私達の生活のあらゆる場に浸透し、欠かすことのできないものになりました。人々は日常的にスマートフォンを手にしてインターネットにアクセスし、ウェブから情報を入手したり、SNSを通じて他の人々とコミュニケーションを取ったりしています。多くの仕事でも、PCやメール、オフィスソフトウェアなどの利用が当然になっています。企業はデータベース上で情報を管理し、ネットワークを通じて情報の交換や提供を行い、さらには意思決定の一部をコンピュータに代替させるようになっています。国際的な大企業についても、その上位のほとんどを情報科学技術関連の企業が占めています。特にGAFA (Google, Apple, Facebook, Amazon)と呼ばれる企業は情報科学技術に革新をもたらし、社会に大きな影響を与えています。また、近年には情報科学技術の中でも人工知能(AI)が注目されています。例えば自動運転技術はすでに実用化の段階にあり、今後も多くの仕事がAIによって代替されると予想されています。

このように現代社会を支えている情報科学技術の分野では、研究開発が重要視されています。情報科学技術がより簡単に、より広く利用されるようになっている一方で、技術はますます複雑化し、その研究開発は高度化しています。このため、大学における4年間の学部教育では、もはや情報科学技術の初歩を学ぶだけで精一杯になっている状況です。情報科学技術の研究開発に貢献できる人材を育成するには、大学院の修士課程、さらには博士後期課程における教育が必須になっています。実際、先に述べた情報科学技術関連の国際的な大企業が、博士の学位を持つ技術者を多数採用し、その研究開発を加速させていることはよく知られています。

情報科学研究科長 細部 博史 教授

情報科学研究科長

細部 博史 教授

法政大学大学院情報科学研究科は、情報科学部を母体として2002年度に設立されました。2年制の修士課程と3年制の博士後期課程を設置し、情報科学技術の発展に資する人材の育成を目指しています。コンピュータ基礎、情報システム、メディア科学、国際化対応情報科学の四つの研究領域を設け、情報科学技術の幅広い分野に対応した人材育成を行っていることが特徴です。また、中国の大学と連携してダブルディグリープログラムを設置し、中国から修士課程の大学院生を受け入れて教育・研究指導をしています。本研究科が育成した人材が情報科学技術の研究開発に貢献し、私達の社会と生活をより良いものとすることをご期待ください。

理念・目的

情報科学は学際領域として、自然科学はいうに及ばず、従来の人文社会系、生命科学系の発展、新たな学問分野の創出に深く関わるものとして期待されています。しかし、情報科学分野の研究者・教育者不足は依然として改善されていません。また、我が国における近年の急速な社会の情報技術化は、産業構造基盤を根底から変革しつつあります。このために、実社会が直面する諸問題を実践的に解決し、新たな産業を創出し、将来の産業発展・維持するための高度技術者の不足が続いています。こうした現状を打破し、コンピュータ・メディア・ネットワークを核とするサイバーシステムを系統的な学術分野として発展させ、情報科学分野の研究基盤を確立し、研究者、教育者、高度技術者を養成することを目指します。

理念・目標

教育目標

急速に進歩する情報科学の分野では、技術の流れの中から的確に技術の本質を掴み新しい問題を発掘する能力、その問題を解決するための新しい工夫、方法論を確立する能力、問題解決のための道具としてのコンピュータ・プログラム技術などの能力向上が重要です。また、情報科学分野は世界が活躍の場になっているため、国際社会で活躍できる英語能力も必要不可欠となっています。情報科学分野の専門技術を習得し国際的に通用する研究者、高度技術者の育成に努めます。

教育目標

基本方針

学生の受け入れ方針 (アドミッション・ポリシー)

学生の受け入れ方針 (アドミッション・ポリシー)

教育課程の編成・実施方針 (カリキュラム・ポリシー)

教育課程の編成・実施方針 (カリキュラム・ポリシー)

学位授与方針 (ディプロマ・ポリシー)

学位授与方針 (ディプロマ・ポリシー)

学位

  • 修士課程: 修士 (理学)
  • 博士後期課程: 博士 (理学)

ダブルディグリー・プログラム

情報科学研究科では、2011年度より中国教育部が所管する模範的ソフトウェア学院連盟(中国国家重点大学を中心にした大学を統括)と情報科学系大学院生の共同学位プログラム(ダブルディグリープログラム)を継続しています。

本プログラムでは、双方の大学に1年ずつ在籍して英語による講義や研究指導を受けることで、履修単位の相互認定制度により両大学から修士の学位を取得できます。これまでに70名を超えるプログラム修了生がおり、国際会議での活躍、博士後期課程への進学など、教育・研究の両面において大きな成果を上げています。

TA と RA システム

TA (Teaching Assistant)

修士・博士後期課程の大学院生を対象に募集しています。一定の報酬を支給しています。

RA (Research Assistant)

博士後期課程の大学院生を対象に募集しています。一定の報酬を支給しています。