本学大学院生の松本 達弥氏がAndroid NDKに関する本を出版

本学大学院生の松本 達弥(まつもと たつや)氏が、Android NDK(Native Development Kit)に関する本を出版しました。

Android NDKは、Androidアプリケーション開発では一般的であるJavaコードを使った開発ではなく、ネイティブコード(C/C++言語で書かれたコード)で開発するためのツールです。主に、動作速度が求められる、ゲームや音声・動画コーデック、既存のミドルウェア・アプリケーションなどの移植を行うために、利用されます。

松本氏は、学部の早い時期から、企業でのインターンシップや他大学との共同研究に参加するなど、積極的な活動を続けてきており、そこで身に着けた先端技術に関する知識を、今回、著書にまとめるに至りました。

出版情報

書名
Android NDKプログラミングガイド
著者氏名
松本 達弥 (情報科学研究科修士課程1年・藤田研究室)
出版日
2012/4/18
出版社
ラトルズ
ISBN
978-4899773047
Android NDKプログラミングガイド

出版した書籍

松本氏のコメント

Androidへの関わりと出版の経緯

学部1年の終わり頃より、主に、ゲーム向けミドルウェアを開発している会社のインターンシップに参加していました。そこで、ゲーム向け音声・動画ミドルウェアなどの、Androidへの移植を任されたことが、Androidへの関わりのきっかけでした。また、これとは別に、他大学とのセンサーネットワークの共同実験に、Android 端末用クライアントアプリ開発者として、参加したことも良い経験でした。

そして1年前、既にiOS関連の本を何冊か書かれていた、インターン先の上司の方に、出版社の編集者の方を紹介していただき、それがきっかけで、今回の出版に至りました。

出版の感想と今後について

卒業論文と本の執筆を並行して行うのは、かなり辛い作業でした。しかし、実際に、書店に自分の書いた本が並んでいるのを見た時は、その分、感無量でした。今後は、Android関係の研究をメインに見据えて、新たな発想で研究領域を開拓していきたいと考えています。

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