「学生奨励賞」を受賞

本学学部生の平山 健太郎氏が情報処理学会第73回全国大会「学生奨励賞」を受賞

本学学部生の平山 健太郎(ひらやま けんたろう)氏が、東京工業大学大岡山キャンパスで行われた情報処理学会第73回全国大会にて研究報告した論文、「ポピュラー音楽の歌唱を対象とする高音域発声評価システムの構築」が、「学生奨励賞」を受賞しました。

本論文は、歌唱における高音域の発声を対象とした研究であり、特に、カラオケなどで地声と裏声の判別、喉の状態などを自動判別することを提案したもので
す。多数の被験者に協力を仰ぎ、発声データを集め、それらの分析を行い、発声の評価を自動で行うシステムを構築したことを報告しました。

情報処理学会(IPSJ:Information Processing Society of Japan)は、「コンピュータとコミュニケーションを中心とした情報処理に関する学術、技術の進歩発展と普及啓蒙を図り、会員相互間および関連学協会との連絡研修の場となり、もって学術、文化ならびに産業の発展に寄与する」を目的とした、情報処理分野を取り扱っている大規模な学会です。

受賞情報

受賞年月日
2011年3月3日
受賞論文タイトル
ポピュラー音楽の歌唱を対象とする高音域発声評価システムの構築
著者氏名
平山 健太郎 (情報科学部ディジタルメディア学科4年・伊藤研究室), 伊藤 克亘 (情報科学部、情報科学研究科教授)
会議名
情報処理学会 第73回全国大会

平山氏による受賞の感想

もともと音楽が好きで、研究室に配属されるまえから自分なりに声についてはちょっとした研究をしていました。そしてその延長で始めたこの研究がこのように評価され、驚いていますがそれと同時に大変嬉しく思っています。

また、今回賞を頂いたのは伊藤教授をはじめ、研究に協力してくださった被験者のかたや、研究の手伝いをしてくれた皆様のおかげでもあり、ここに感謝の意を表します。

今回の研究ではカラオケに実装するといった段階までにはまだ遠く、新たに研究することや改善することがたくさんあります。しかし、この賞を励みに院の2年間の研究を頑張りたいと思っています。

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