情報科学研究科概要

情報科学研究科は、情報技術と理論に焦点を当てた多岐にわたる教育と研究を推進しています。コンピュータサイエンス、情報工学、データ科学、情報理論など、広範な分野を包含しており、学生たちに幅広い知識と技術を提供しています。学生が最新の技術や理論を理解し、それを実際の問題解決に応用できるようにすることを目的としています。先端技術が日々進化している現代社会において、このような能力は非常に重要です。研究科では、理論と実践の両面をカバーし、学生たちが概念的な理解と実用的なスキルの両方を獲得できるようなカリキュラムを提供しています。

近年では人工知能(AI)技術の発展により、あらゆることがAIにより自動化されています。利用可能なAIツールが充実しており、今では学生でも簡単にAIを扱えるようになっています。AIを使えば所望の機能を持つアプリケーションがすぐに作れます。しかし、そのAIがどのような技術であるのか、どのような理論に基づいて動いているかを知ることは重要です。車の自動運転や医療における診断など、人の命が関わるところにもAI技術は多く使われており、中身を知らずに利用することは危険です。情報科学研究科ではAI技術に限らず、世の中で利用される情報技術について深く理解した上で応用するための基礎教育と応用教育を実施しています。情報科学研究科は、革新的な技術やアイディアを生み出す場であり、次世代のリーダーやイノベーターを育成する使命を果たしています。学際的なアプローチ、実践的な経験、専門的な教育が結集し、学生たちがグローバルな社会で活躍し、社会への貢献を果たすための基盤を提供しています。

情報科学研究科長 小西 克巳 教授

情報科学研究科長

小西 克巳 教授

法政大学大学院情報科学研究科は、情報科学部を母体として2002年度に設立されました。2年制の修士課程と3年制の博士後期課程を設置し、情報科学技術の発展に資する人材の育成を目指しています。コンピュータ基礎、情報システム、メディア科学、国際化対応情報科学の四つの研究領域を設け、情報科学技術の幅広い分野に対応した人材育成を行っていることが特徴です。本研究科が育成した人材が情報科学技術の研究開発に貢献し、私達の社会と生活をより良いものとすることをご期待ください。

理念・目的

情報科学は学際領域として、自然科学はいうに及ばず、従来の人文社会系、生命科学系の発展、新たな学問分野の創出に深く関わるものとして期待されています。しかし、情報科学分野の研究者・教育者不足は依然として改善されていません。また、我が国における近年の急速な社会の情報技術化は、産業構造基盤を根底から変革しつつあります。このために、実社会が直面する諸問題を実践的に解決し、新たな産業を創出し、将来の産業発展・維持するための高度技術者の不足が続いています。こうした現状を打破し、コンピュータ・メディア・ネットワークを核とするサイバーシステムを系統的な学術分野として発展させ、情報科学分野の研究基盤を確立し、研究者、教育者、高度技術者を養成することを目指します。

理念・目標

教育目標

急速に進歩する情報科学の分野では、技術の流れの中から的確に技術の本質を掴み新しい問題を発掘する能力、その問題を解決するための新しい工夫、方法論を確立する能力、問題解決のための道具としてのコンピュータ・プログラム技術などの能力向上が重要です。また、情報科学分野は世界が活躍の場になっているため、国際社会で活躍できる英語能力も必要不可欠となっています。情報科学分野の専門技術を習得し国際的に通用する研究者、高度技術者の育成に努めます。

教育目標

基本方針

学生の受け入れ方針 (アドミッション・ポリシー)

学生の受け入れ方針 (アドミッション・ポリシー)

教育課程の編成・実施方針 (カリキュラム・ポリシー)

教育課程の編成・実施方針 (カリキュラム・ポリシー)

学位授与方針 (ディプロマ・ポリシー)

学位授与方針 (ディプロマ・ポリシー)

学位

  • 修士課程: 修士 (理学)
  • 博士後期課程: 博士 (理学)

TA と RA システム

TA (Teaching Assistant)

修士・博士後期課程の大学院生を対象に募集しています。一定の報酬を支給しています。

RA (Research Assistant)

博士後期課程の大学院生を対象に募集しています。一定の報酬を支給しています。