Home Coming Day 2011 を開催しました

開催報告

• Home Coming Day 2011 (イベント詳細ページ)

10月22日（土）に、情報科学部・情報科学研究科の卒業生・在学生を対象としたホームカミングディを開催いたしました。2008年から始まった本イベントは今年で4回目を迎え、60名を超える多くの方々にご参加いただけました。

今回も今までと同様、教授や在学生も参加され、久々に会う先生や友人との懐かしい時間や先輩、後輩との交流を思い思いに楽しまれていたと思います。今回は在学生と卒業生のつながりを深めたり、学年の違う卒業生同士でも仲良く、気兼ねなく話せるよう、歓談の時間を多くとるようにしました。そのかいもあってか卒業生への質問時間には、在学生から多くの質問が出たり、卒業生からの逆質問、先生方から卒業生への質問などなど、当時を思い出せるような質問が多く飛び交いました。質問は社会人になってからの一番の失敗談や恋愛に関するカジュアルな質問まで多岐に渡り、笑顔も多く出た時間でもありました。また、質問を通して社会人となった先輩方の経験を聞くことができ、満足そうな顔を浮かべていた在学生がいたのがとても印象的でした。多くの質問があったこともあり、ほぼすべての卒業生の方々に答えていただきまして、ご協力いただいた卒業生の皆様には心より感謝しております。

一方、今回のホームカミングデイでは今年度退官される溝口先生にもお言葉を頂戴しました。その際の重みのあるお話から、色々と考えさせられたという参加者も少なくはないのではないでしょうか。現職の先生はもちろんのこと、退官される先生、既に法政大学を去られた先生方とも会えるのもホームカミングデイの醍醐味の一つです。より多くの方にご参加いただき、こういった場を有効活用していただければと同窓会スタッフ一同思っている次第です。

また、同窓会スタッフとして協力してくれる方も継続して募集中です。もし興味がある方がいらっしゃいましたら、同窓会委員連絡先（ alumni-info@cis.k.hosei.ac.jp）までご連絡ください。ホームカミングデイだけでなく、面白い企画なども一緒に作り上げていければと思います。

最後になりましたが、お忙しい中、ご参加いただきました皆様には同窓会スタッフ一同心より感謝申し上げます。ホームカミングデイのような幅広い年代、分野、職種、また在学生も含め一度に集まる機会というのは、とても貴重なものです。参加されました方々にとって何らかの収穫や新しい交流などがこの会をきっかけに生まれたのならば同窓会スタッフ一同嬉しく思います。同窓会スタッフとして色々と至らぬ点もあったかとは思いますが、卒業生、教職員、在学生含めて、気軽に集まってお話ができる場を提供できるよう今後も努めていきたいと考えております。今回都合により参加できなかった方も次回は是非ご参加いただければと思います。

それでは、次回のホームカミングデイでお会いしましょう！

平成23年10月吉日
同窓会委員　贄田　智行（一期生）

大森　健児 先生からのコメント

10月22日にHome Coming Dayが挙行されました。学部が創設されてからまだ12年の月日しか過ぎていませんので、とても若い人たちが集っているのが印象的でした。10周年記念のHome Coming Dayを行った翌年ということもあり、人数は減ったようですが、その分、会話を楽しめたのではないかと思います。情報科学部の卒業生ということもあって、ITに関連する話題が多かったように思います。

東日本大震災、福島原子力発電所の爆発、ギリシャの破綻、タイの洪水と話題に事欠かない年になりました。それぞれが今までに経験したことのない大事件であるため、我々の生活にも少なからず影響を及ぼしています。皆さんの話を伺うと、不透明な事業環境、不安定な雇用が言葉の端々に現れ、厳しい中で働いているのだなあと痛感しました。

卒業生の諸君たちが演台に上がって在校生たちの質問に答えてくれていましたが、このような環境にもかかわらず、明るく楽しそうに社会生活を送っている様子を知ることができ安堵しました。特に、転職者の数が少ないのにはびっくりしました。一般的に伝わっている統計データでは若い人たちの転職率はかなり高めに出ていますので、現在の職場への満足度が高いのではないかと推察し安心しました。

学部に対する本当の評価は、最初の卒業生が世の中に出てから10年ぐらいたつと分かり始めます。このころになると、卒業生が社会で本格的に活躍できる年齢になりますので、他大学や他学部との比較が卒業生を介して可能になります。情報科学部もそのような時代になってきましたが、皆さんの活躍を見ていると大丈夫だろうと胸をなでおろしました。

情報科学部を創設するとき、「モノづくりから概念づくりへ」という理念を掲げました。昨今の情報科学・技術の移り変わりを見ていると、検索エンジン、ソーシャルネットワーク、タブレットコンピュータなど新しい概念が次々に作りだされています。情報科学部の卒業生たちにお願いしたいことは、利用するのではなく、概念を作り出すほうに回ってほしいということです。

今年のHome Coming Dayは女性の参加が少なかったように思います。来年は、是非、これまで参加できなかった卒業生にもたくさん来てもらえるように、今年にも増して、楽しくて、有意義な会合になるようにしてください。

開催記念写真