教員紹介

若原 徹 教授

若原( WAKAHARA) ( Toru) 教授

工学博士

メディア科学分野 パターン認識研究室

主な研究領域

  • 文字・画像認識
  • パターン認識

研究室の学び

人間は五感(視・聴・嗅・味・触覚)を用いて様々な情報を受け取り、外界の状態を認識しています。これをコンピュータで実現する技術がパターン認識です。当研究室では、特に視覚機能を取り上げ、カメラ等から入力した画像をコンピュータ内でデジタルデータとして表現し、雑音を取り除いて整形し、パターンとしての特徴量を取り出し、その特徴量からその画像が何を表しているかを分類・識別するための基礎技術とその応用技法を学ぶことができます。

社会との接点

画像処理・パターン認識の技術は、既に私たちの生活の中で広く活用されています。例えば、郵便番号や宛名の認識技術は郵便物の自動仕分けを実現しました。その他、医用X線画像を用いた正常・異常の自動診断、工業製品画像による不良品の自動検査、航空・衛星写真を用いた自動資源探査や環境監視、道路映像を用いた交通流計測、などがあります。特に近年は、ある人が本人かどうか、あるいは誰なのかを判定するために、顔・指紋・虹彩・指静脈・掌形などの画像を用いて本人照合や個人識別を行う技術が注目されています。また、画像中からの人物の自動検出や行動理解ができれば、街中や空港・駅などに配備された監視カメラの膨大な映像から犯罪者や異常・不審行動を発見することができます。自動車にミリ波レーダーやステレオカメラを搭載して歩行者や障害物を検出して自動ブレーキをかける技術が開発中ですが、自動運転も夢ではないでしょう。ウェアラブルコンピュータのカメラで捉えた街中映像から文字領域を自動検出して認識できれば、海外旅行でも言葉の不安が格段に減ります。コンピュータがますます浸透するこれからの情報化社会では、画像処理・パターン認識技術を担う技術者への期待がより一層高まると考えます。

主な卒業研究テーマ

  • 自由手書き文字図形認識
  • 情景画像からの文字領域検出と認識
  • ジェスチャ認識
  • 画像からの人物検出と移動追跡
  • 画像中の人物および群衆の行動理解
  • ヒューマンコンピュータインタラクション